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資本主義よりずーっといい世の中だから共産主義めざしてんだよ

維新のおときた議員がツイッターで、日本共産党は綱領で「生産手段の社会化」を掲げているから「統制経済」を強める。だから「全体主義」だというエクストリームなことをいっていたので反論したら、そこに反論が来て、それにさらに反論したら荒らされて「炎上」しているのでブログでちゃんと説明しようと思う。(日本共産党がめざす社会主義の話を140字で説明するとか、さすがに限界だね)


資本主義のままじゃ人類も地球ももたたないよ

そもそも日本共産党はなんで共産主義をめざすのか?問題はここにある。そして「共産主義」といったときほとんどの人の頭にあるのは旧ソ連であり中国であり、自由も民主主義も人権もないあのおぞましい社会だ

本当に旧ソ連や中国めざすのなら、オレは即刻共産党やめるね。当たり前じゃん。冗談じゃない。そもそも共産主義(科学的社会主義)の元祖は、19世紀のドイツに生まれたマルクスやエンゲルスといわれている。彼らは資本主義社会を徹底して研究し、人類史の中でかけがえのない役割を果たした資本主義の成果に注目するとともに、どうしても解決しなくちゃいけない矛盾を直視した。そして、いわば資本主義の「いいとこ取り」だけして、その深刻な矛盾を乗り越えた新しい社会、共産主義社会への道筋を示したのが画期的だったということだ

資本主義の矛盾…新型コロナを受けたこの1年半の世界の現状を見ればいっそう明らかだろう。

1は貧富の格差。人口にして1%にも満たない大金持ちは、コロナを利用してさらに富を増やした。一方で圧倒的多数の人々は感染リスクを抱えながら働きづくめ、それでもまともな賃金を得られず貧困に。あるいは職を失い、食事もまままならず、人によっては自ら命を絶つ。そこまでいかなくても親の介護、子育て…いつ自分が貧困に陥るかわからない不安のなかで暮らしている多数の人々がいる。

 第2は気候危機。利潤をあげるために地球環境などおかまいなしで温室効果ガスを輩出しまくる企業を野放しにしたままの政府のもとで、気候危機はいよいよ深刻になっている。このままなら2100年には地球で人類が生活ができなくなるレベルだ。

 パンデミックだって利潤第一に乱開発をしまくったり、生物を売買したり。人間とはこれまで交わることのなかった生物との接触が増えたことが未知のウィルスによる感染症の大きな要因と言われている。

それ以外にも爆発しても原発にこだわっていたり、スポンサーやIOCの利益のために、このクソ暑い中パンデミックという人類で未曽有の事態でも五輪開催を強行することだってこの利潤第一主義が根底にあるのだ。フードロスが大問題でもアジア、アフリカ、ラテンアメリカの超貧困には供給はされない。利潤の上がらない国や地域で資本は活動しないからだ。日本では電化製品や建造物でも廃棄スペースがなくなることが社会問題になるなど浪費が資本主義の特徴になっている。

これらが起きる根底には個々の大企業、資本家どうしで儲けを競い合っている、それが強制されているという問題がある。競い合いに負けたらつぶされる。これが資本主義の特徴だ。最もこの競争社会が生産力と科学、技術の発展、また自由や民主主義という考え方や諸制度を作り出してきたのだし、資本主義というシステムが他のそれまでのシステムと比べても優れているのはここにあるのだけれど


生産手段を資本家が1人手にしていることが根本問題――社会みんなのものにすれば高度な生産力は11人の暮らしのために

こうした問題は、何より生産手段を資本家1人のものになっているとういうことがある

生産手段とは商品を生産するにあたっての原材料、工場、PCや機械その他設備などの総称である。これを資本家が独占しているからこそ、多くの人たちは資本家に雇われ、賃金をもらわないと生きていくことができなおいシステム、いわば搾取を前提にした社会システムが資本主義なのである。


どんなにたくさんの労働者が働いてつくった自動車だったとしても、完成した自動車は資本家のものであり、それが販売されなければ金にはならない。売れないことが続けば労働者は最悪クビを切られることもある(まさに今がそうだ)

では生産手段が国民みんなのものになったらどうなるか?これまでの資本主義では資本家たちがそれぞれムダに自分たちの儲けを増やすために競争が強制されていたわけだが、生産手段の社会化によって、社会を構成する11人の暮らしと社会全体を豊かにするために、儲けを生かせる社会になるのではないか。もっというと社会と11人の人間の発達のために利潤を増やしていくというベクトルに世の中が変わるではないか?

儲けのために他の企業と競争することなどなくなるのだから浪費はなくなる。本当に国民全体が必要な分だけの商品を生産すればよいだけになるので、それまでのように廃棄する商品はなくなる。つまり捨てられる商品を生産するために充てられていた労働はもちろんなくなる。つまり1日の労働時間はグッと減るのだ。

たとえば8時間労働が4時間になったらみんなはどうする?もちろんこれは自由な時間だ。何に使っても自分の自由。寝ていようがスマホを見てようがかまわない。でもきっと多くの人は芸術、文学、科学、スポーツ、学問に挑戦したりするのではないか。もちろん4時間ではなくもっとその仕事をしたいという人がいてもいい

医者、看護師、保育士、教員、介護士、弁護士、公務員などなどケア労働などは今よりもずっと賃金が高くやりがいを感じられる職種になるので成り手がたくさん増え必要な人員が常に配置されるだろう。つまり商品生産に携わる労働者と同じように14時間労働とはいかなくても、1年間トータルで労働時間は半分になるようなイメージだ

これまで利潤第一に強制されていたものが、誰に強制されるわけでもなくそれぞれ自分の能力をもっと向上させたいという意欲のもとに研鑚するようになるのではないか。そこで研鑚された技術や科学などの発展は、さらに社会全体の生産力の向上に役立たつようになる。そうなるとさらに労働時間が短縮され自由な時間が増え自らの能力を伸ばすことが可能になる。するとさらに芸術、文学、科学、スポーツ、学問の分野も発達する。それがまた生産力に生かされ人類の発展は無限ループのようになる

エンゲルスは「共産主義社会をもって人類の本史が始まる」といったのは。このことだ。人類の歴史において、共産主義社会に到達するまで、資本主義社会までの歴史は常に支配者、権力者の利益のために強制的に労働させられていたのだ。もちろんその強制の仕方や時間の長さはまったく違うのだけれど。

生産手段の社会化によって、社会主義によって初めて人類は主人公となり、本当の発展をひらく土台が作られるのだ



「生産者、国民が主役」が大前提

ちなみに社会化とは国有化のことを指しているのではない。生産手段をみんなで所有し管理や運営を行うことが大事なのであって形態は様々あってよい。 それに何より大事なのは国民多数の合意が大前提ってことだ。国家が生産者に無理やり押し付けた旧ソ連のようなやり方は本来の社会主義とはまったく無縁のものだ。だいたい国民の大体数が理解もしてない、反対をしている、それを無理やり脅迫して上から体制を作る国なんて長続きするわけがないし、だからこソ連は失敗したのでしょう



資本主義の成果を踏まえて目指す社会が共産主義

もっというとソ連や中国は資本主義を経ていないという問題がある。民主主義や人権、物質的な生産力、国民生活を守るルール…資本主義の中でつくられる豊かな成果を享受できないまま共産主義を目指さざるを得なかったという数奇な運命を世界史がたどってしまったということも大きい。マルクス、エンゲルス、レーニンも含めて、資本主義社会から共産主義をめざすことがその大道と心得ていたことはあまりに重要な事実だ

日本は当然世界でも発達した資本主義国である。豊かな生産力を土台に、自由や民主主義、人権が大事にされるために制度は憲法にちゃんと保障されている。自民党政治によってそれが歪められて数十年、まずは資本主義という経済体制を変える以前に当たり前の資本主義諸国と同じようにルールをつくって長時間労働、残業、低賃金を規制すること。女性差別やジェンダーギャップをなくすこと。CO2など環境問題を守り、下請けいじめをやめさせることなど今すぐやらなくしゃいけない。それは共産主義社会にも生かされることでもある。

いわば私たちは日本で、これまでの世界史の塗り替え。資本主義の成果を踏まえた新しい(また本来の)共産主義をめざそうとしている。そのためにも多くのみなさんの力を貸してほしいと切に願う(おわり)


by kouzai2007 | 2021-07-19 17:06 | 共産主義、マルクス

日本共産党品川地区委員長(衆院東京3区予定候補)が共産党を丸ごと知ってほしくて書いてます


by 香西かつ介
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