「素晴らしすぎて発売できない」
2021年 06月 09日
「上記の作品は素晴らしすぎて発売することができません」
あれは小学校6年のときだった。
忌野清志郎がボーカルを務めるRCサクセションの「カバーズ」というアルバムの発売禁止を知らせるデカい新聞広告を目にした

タイトル通り収録曲すべて伝統的なロックやフォークの替え歌。それも痛烈な社会風刺に仕上げていた。
エルヴィス・プレスリーの「ラブミーテンダー」は「なにいってんだ~ふざけんじゃね~核などいらねえ」エディ・コクランの「サマータイムブルース」は「二ホンノゲンパツハアンゼンデス!?まったくわかんね~誰のため?」といった調子だ。
発売元で原発メーカーだった東芝が圧力をかけ発売中止に。アルバムは古巣のキティレコードから出されたといういきさつ

様々なアーティストやロックナンバーとともに、「自由を守るため」に権力に屈しない生き方を教えてくれた忌野さんは、マルクスや不破哲三さんと並んで私の「師匠」であり原点でもある
(大田区の日本共産党後援会のニュース原稿 21.7月号より)