首相が”消した年金”5兆円(本日のしんぶん赤旗より)

■国民から預かったお金を、株というギャンブルですってしまい、そのツケを国民に払わせる
株価をつり上げるために、年金を株につぎ込み、昨年だけで5兆円以上の巨額損失を出したと報じられています。

みんなの積立金をギャンブルですったのと同じです。「消えた年金」ではなく、今度は首相が「消した」のです

年金積立金は現在、約140兆円。国民が払った保険です。これは老後の年金保障が目的であり、安定運用が大原則なはずです。

ところが、安倍政権は2014年10月末、それまで12%だった国内株式の運用比率を25%に、外国株式を12%から25%にそれぞれ引き上げ、50%に倍増させました。一気に20兆円も株式運用枠が増やされたのです。

a0264677_1121053.png


その結果、2015年7~9月期に4半期ベースで過去最大となる7兆8899億円の損失を計上。今年の1~3月も大幅損失を出し、年間で5兆円を超える巨大損失が判明しました。
a0264677_11164711.png


イギリスのEU脱退を受けた大暴落もあり、今年4月からの株価下落ではさらに2兆円程度の損失を出すとみられていますから、7兆円以上の「大穴」になります

さらにひどいのは、今年2月の衆院予算委員会で安倍首相は「想定の利益が出ないなら、当然、支払に影響する。給付に耐える状況になり場合は、給付で調整するしかない」と年金減額に言及しました。消した年金のツケを国民に背負わせるつもりです。

さらにGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は巨額損失について、参院選後の29日に発表する予定だとしています。例年7月上旬までに前年度の運用結果を公表しているのに、今年は約3週間も遅い公表…選挙のために「損失隠し」とは2重に許せません。


■アメリカですら、こんなことはやらない


 高リスク運用で損失が出れば、年金削減や保険料引き上げとなって国民にツケが押しつけられます。しかも公的資金による株価つり上げは、市場をゆがめ、投機筋や銀行・証券が巨額の利益を手にする一方、一般投資家や企業の労働者は苦しめられることになります。 そのために、金融大国のアメリカですら、公的年金の積立金で株を買うことはしていません。基礎的な公的年金は、政府が元本と利子を保障する「非市場性国債」のみで運用されています。


■「選挙さえ乗り切れば年金削減」これが安倍内閣の本音だ!

 安倍内閣になって年金はマイナス3.4%の大幅な目減りです。物価下落時に見送った年金削減分の実施(2.5%)と、物価上昇以下に抑える「マクロ経済スライド」の発動によるものです。
政府は、「マクロ経済スライド」が実施できない場合、その分を翌年度以降にくりこし、まとめて減らす年金削減法案を提出しており、秋の臨時国会で審議される予定です。社会保障改革「工程表」では、年金の支給開始年齢(65才)の先送りなども計画。「選挙さえ乗り切れば年金削減を強行」――これが安倍内閣の本音です。


■こんな政治は根本から転換し給付を増やそう!

 基礎年金は満額でも月6.5万円、国民年金のみの平均受給額は月5万円です。「下流老人」などの高齢者の貧困が社会問題になるなか、年金削減にストップをかけ、年金の増額・充実をはかることが急務です。

日本共産党は、株式運用の拡大に反対し、高リスクの投機運用をやめさせること主張しています。過大な積立金は計画的に取り崩し、給付に充てるために活用していくことが必要です。

7兆円も年金を消してしまい、国民には年金保険料の引き上げを押し付ける。さらに給付も削減する。こんなことを押し付けておいて、7兆年もの私たちの積立金をアベノミクスでなくしてしまう。こんな政治は根本からかえないといけません
[PR]
トラックバックURL : http://zaian7.exblog.jp/tb/22966984
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by kouzai2007 | 2016-07-05 11:58 | 政策、お約束 | Trackback | Comments(0)

日本共産党品川地区委員長(衆院東京3区予定候補)が共産党を丸ごと知ってほしくて書いてます


by 香西かつ介
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31